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ブルマー狩りの季節
第2章 柿谷早苗のブルマー【盗撮】
やがて望遠レンズを通した私の視線は、砂場で計測係を務めている、メジャーの一端を持った女子生徒にふと留まった。

長い髪を三つ編みにしている彼女の名前は、柿谷早苗といった。

◇◇◇◇◇

さて、今ここに百人の男性がいるとして、『柿谷早苗を可愛いと思うか?』と彼らに尋ねたら、きっと五十人は肯定的な返答を、残りの五十人は否定的な返答を返すだろう。

しかしながら、『柿谷早苗の顔立ちが好きか?』と尋ねたら、きっと八十人は肯定的な返答をするように、私は思う。

◇◇◇◇◇

その顔の輪郭は、マーキス・カットの宝石を彷彿とさせる綺麗な楕円で、早苗は前髪を一本残らず三つ編みと一緒にまとめて、形のいい額を出している。

反面、彼女の顔立ちから受ける印象は、研ぎ澄まされたその輪郭からは、遠くかけ離れていた。

その印象を、私なりに一言で表現するなら、『野暮』に尽きた。

なだらかな半円を描いた眉は、奇妙なまでに太く、まるで海苔をそこに張り付けたようだった。

その太い眉が、三つ編みの髪形と相俟った挙げ句として、“野暮”の印象を多分に助長しているように、私には思われた。

また、顔立ちを形成するその他の部分も、ひとつひとつを丹念に観察すれば、それほど褒められたものではない。

太い眉の下にある目は、その両端を針のように尖らせて、まるで能面のそれに似ていた。

先を尖らせた高い鼻は、その形自体は見栄えが良かったものの、少しばかり大きかった。

やや捲れた小さな上唇と、対して厚い下唇で成り立った口元は、山のような形に見えた。

ところが、これらが組み合わさった彼女の顔立ちは――道ですれ違えば“誰もが振り返るような”美少女では、決してないものの――不思議な魅力を備えていた。

早苗は穏やかで、かつ控えめな性格の持ち主だった。

彼女はその“朴訥”とでも言うべき人柄と、不器用なまでに真面目な性分を、『野暮』という魅力に転換して、その顔に溢れ返していた。
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