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ブルマー狩りの季節
第12章 柿谷早苗のブルマー【口淫・一】
そんな迫力に溢れた肉茎の根元には、所謂“天使の輪”と呼ばれる光沢を放つ、黒々とした陰毛“チン毛”が、覆い茂っている。

根元をすっかり覆い隠す、『剛毛』と呼んで然るべき、豊富な陰毛である、

その陰毛と、件の逞しい肉茎が、肉茎の先に据えられた亀頭の美しさを、より一層引き立てている。

勃起の挙げ句として、今にも破裂しそうなくらいに限界まで膨張した紅玉色の亀頭の、その輪郭が描く流線型の美しさだ。

その流線型は肉茎と接する部分で、小指の爪半分の幅で肉茎より一回り大きいところから始まる。

それは――『千夜一夜物語』に登場するような――アラビアの宮殿の屋根を彷彿とさせる、美しい曲線を描いて、やがて鋭く尖った先端でひとつに結ばれる。

その先端には――今の私にとってはこれから早苗に向けてザーメンを放出するためだけに設けられた――小さな切れ込みがある。

一方でペニスの横側では、亀頭の輪郭は先端に向けて斜めに走り、その分だけ肉茎がせり出している。

だから亀頭は――今の私がまさに眺めている――裏側では実に小さく、しかしやはりパンパンに張り詰めている。

その結果として、亀頭の裏側は“ハート”を逆様にしたような形に見える。

隆々とした筋肉が波打つ“黒色”の肉茎の、その先に添えられた“紅玉色”の小さな“ハート”である。

因みに肉茎の根元の上側には、先に触れた豊富な“チン毛”が蓄えられているが、一方で下側には陰嚢“キンタマ”が二つ、ぶら下がっている。

細かい皺に覆われた、赤黒い色をした“キンタマ”だ。

◇◇◇◇◇

さて――失笑を覚悟で白状するならば――私は自分の勃起したペニスを、愛している。

私の肉体の中で……いや、私という存在を形成する全ての中で、唯一私が自信を持てる部分だからだ。

実のところ今も――正座して深く俯いている、“説教”を受けているような早苗を前にして――自分の勃起しているペニスを眺めながら、私はそれに魅了されていた。
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