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第11章 完全自由化（１）ショッピングモール

ヒロコの前の人の会計が長引き、ヒロコとはリアル２分間、バーチャル１２時間の付き合いになった。
「気持ちいい♡気持ちいい♡気持ちいい♡ナオトのチンポ、最高～～～♡」
チンポ最高と言われてもバーチャルチンポ、棒状カチカチになる仕様だ。それを１回３０分のズコズコタイムで、出される精子も毎回毎回大量にたっぷり。
「ナオト～♡Ｖ終わったら、連絡先交換ね♡」
ちなみに、ヒロコの前にＶの相手をした人妻たちとも、連絡先を交換している。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊（リアル）

リアル１時間、経った。
ナオトは、実に５０人の女性とバーチャルセックスしていた。
バーチャル１人３～６時間、長いと１２時間。
さすがに飽きるかもだが、若いし、今まで非モテだったナオトはまだまだ大丈夫。

しかし。
後ろを見ると、さらに３００人の女性が、ナオトが待ち構えているレジに並んでいる。
ほとんどが、妊婦。
この日は、マタニティー雑誌の創刊号の発売日らしい。

さすがにナオトは、あきれた。
と、列が分散した。
他の２つのレジの前にもベンチが置かれ、アラフォーくらいの男と、後期高齢者くらいの男が、それぞれに座った。
が。
女性たちのほとんどは、再びナオトのいるレジの前に戻ってきた。
『靴下と男は、新しいほど良いというわけか』

やがて、若い男２人に変わり、ようやく列が分散した。

「きみ、明日は９時から夜の９時までお願いね。時給五千円、五千円」
ということで、ナオトはその翌日９月２日の日曜日は、馬並みの性欲と馬並みのチンポを使って馬車馬のように働かされた。
この日の朝の新聞チラシ（ネット広告にはさすがに載せなかった模様）に
＜Ｅショッピングモールの○○書店、レジ待ちＶサービス採用。ピチピチの男子高校生＞
というのが入っていた。
また、口コミでも広がったのだろう。
３か所のＶ要員がいるレジ前には、数千人の女性が列をなした。多くは、アラサーアラフォーの人妻。中には、十代の女子小中高大生や、アラフィフアラカンまで。

いちおうナオトには、拒否権があった。
Ｖを拒否すると、その女性は本を買うのを止めてしまった。
だから、ナオトは渋々ほぼ全員のＶの相手をした。
『アラフォーやアラフィフの女も、意外と抱けるものなんだな？』
という守備範囲の拡大もあった。