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バーチャルお見合いシステム
第16章      (6)いろいろな場面で
バーチャルお見合いシステムが実装されたのは4月、それが趣味コンテンツだと認定されたのが9月、それから3か月経ったクリスマス頃のいろいろな風景を見てみよう。
(内容は、追加予定あり)

1 職場

Vが実装されると、企業では
「営業に女子社員を出せ」
という社長命令が下り、営業外回りをする女性の姿が市中にあふれた。
取引先に行くと、相手の人間は全員男性。

「いひひひひ」
というようなスケベな顔をして、手のひらを差し出してくる。

それを拒否れば
「おまえとこの会社とは、以後取引をしない」
などと言われる。
会社からは
「拒否ったら、給料を減らすぞ、遠いところに転勤させるぞ、クビにするぞ」
と・・・・・

たとえ肉体に実害の無いバーチャルといえども、肉感を伴う事実上のセックスなのだ。多くの営業女子社員が精神的な苦痛にあえいだ。
もちろん告訴は即時に可能だが、その告訴設定をあらかじめ外すように会社命令があった。
それでも少なくない女性たちが声を上げ告訴に踏み切り、多くの男性会社員が逮捕されようやく問題視されていった。

9月の趣味コンテンツ認定は
「Vは、プライベートなもの」
という認識を広げ、そのプライベートなものを仕事に使うのはおかしいという風潮を作った。
結果、営業でVを使うのは人格権の侵害と判断され、多くの女性が救われた。

2 芸能人

歌手や俳優、タレントの中には、昔から握手会やハグなどの濃厚接触をするサービスをする者がいた。
Vが導入されると、それらは当然のように
<芸能人とバーチャルセックスができる>
になった。
リアルで時間がかからないところから好評で、握手会には隣町にまで及ぶような長蛇の列ができた。

ただ芸能人のほうでも対策を取り
「お客様は男女とも、初期仕様の姿に限定」
となった。
初期仕様とは、<ひとりチンマン>でも使われた、25歳男子<テ・ツ・ヤ>および25歳女子<ム・ツ・ミ>の姿である。

「これは事実上の売春なのでは?」
という批判がごうごうと起こった。
<CDを3枚買ったら、バーチャルセックスができる>
V実装前も、握手はともかく、ハグは事実上の売春だという批判があった。

けっきょくバーチャルセックスサービスは、違法とされた。
ただ
「プライベートで親しくなり盛り上がって」
という言い訳で、サービスは事実上続く。
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