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バーチャルお見合いシステム
第17章 通常仕様の設定一挙解説(とある高校生カップルの1日)
高1・16歳の男子・ヒロキは、1学期の期末テストの数学で赤点を取ったので、この9月最初の土曜日(1日)に補習のため朝8時半に登校した。
本来なら補習は夏休みに行うのだが、今年はバーチャルお見合いシステムの実装とその規制キャンセラー騒動のため教師たちが対応に追われ、この9月初旬になったのだ。

補習用の教室には、ヒロキの他にもう一人の赤点保持者の同じ高1の女子生徒がいた。
というかこの期末テストの数学は前代未聞の易しさで、この底辺DQN校の生徒でさえ全員軽く70点超えという代物だった。
ヒロキは、テスト前夜オナニーのやり過ぎで寝坊したのが原因。
もう1人の女子の名前は、ルミナという。

8時半の始業のチャイムが鳴り担当の先生が来るのを待ちながら、ヒロキは、その女子ルミナをちら、ちら、と見ていた。
『うおっほーッ!乳、でけえなーッ!』
ルミナはカラダは中肉中背だが胸がすごく膨らみ、爆乳一歩手前の超巨乳だった。
ただ。
『惜しむらくは、顔、か』
ルミナの顔だちは、まるでアラフォーみたいなオバサン顔。化粧がめちゃくちゃ濃いのに、ブサイクなままだ。
(なお、普通の高校ではもちろん女子の化粧は禁止だが、この高校では野放し)

「ようー、そっちはなんで赤点取ったんだ?こっちは、寝過ごしなんだけどよ」
ヒロキはこの超簡単なテストで赤点になった理由に興味を持って、ルミナに尋ねた。
「あー、わたしも寝過ごし」
「なーんだ、同じか」
「オナニーし過ぎて寝過ごした♡」
冷や汗たらり。ヒロキとまさかの同じ理由。
「え・・・?ほんとかよ?飢えてるのか?」
「うん♡」
「Vすりゃいいのに。自由化されたし、やり放題になったぜ?」
「わたし、モテないから♡」
まあ、ヒロキも典型的な没個性モブで、同じく非モテ。Vの相手はもちろん、いない。

やがて校長が来て
「先生は急用で来れません。今日は下校してください」
と。
「えええーッ?」
「なーんだ、朝早く起きて来たのに♡」

「帰ろう」
「うん・・・ところで、ヒロキ?先ほどからわたしの胸をじろじろ見てるでしょ?」
「ああ、見てる」
ヒロキがあっさり認めると、ルミナは微笑んで
「ねえ、Vしよ~?ヒマつぶしにもなってちょうどいいじゃん♡」
と。
ブサイクでもVだと気持ちいい設定されてるからチンポが立つだろうし、一度はVしたいし、ま、いいかとヒロキはOKした。
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