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バーチャルお見合いシステム
第17章 通常仕様の設定一挙解説(とある高校生カップルの1日)
ヒロキとルミナは学校を出ると、駅近くのVルームに向かった。
Vルームとは、最近あちらこちらに出現しているV使用カップル専用のレンタルルームである。

V(バーチャルお見合いシステム)を使用している間に所持品を盗まれたり、服を脱がされわいせつな行為をされたりする事例が頻発。
いちおうVをしている間、リアルの身体に異変があった時は知らせる機能があるのだが、それはリアルに話しかけられた時に発動するもの。黙って何かをされることには、お手上げ状態。
そこで登場したのが、このVルームだ。

Vルームの前に到着。
「うーん・・・・・」
「うん・・・・・♡」
2人は、中に入ることを渋った。建物の中に小さな部屋がぎっしり詰め込まれている。
「もし火事が起こったら、あっという間に丸焼けね・・・♡」
「そう、だな・・・」

2人はそこを去った。
駅前には、シティーホテル。少し離れたところには、ラブホテル街。
「シティーホテルに行こうか」
「え?ヒロキ、お金、だいじょうぶ?」
なおシティーホテルもラブホテルも、きほん18歳以上でないと利用できない。ラブホだと誤魔化しが効くようだが、名前を書かないといけないシティーホテルだと利用不可能である。
ただこのVが実装され、V使用の間のセキュリティーが問題になり、さらに8月末の未成年者へのV使用解放改正法の成立の結果
<9月以降、高校生のV目的利用は認める>
という方針が、各シティーホテルから打ち出された。
もちろん、シティーホテルの利用料金はラブホテルのそれの数倍という高価格。

「金はたっぷりあるぜ。いま、50万持ってるんだ」
ヒロキの言葉に、ルミナは驚く。
「そんな大金、どうしたの?カツアゲしたとか?」
金を持っていたら悪銭だと決めつける。このDQN高校ならではのステレオタイプ思考だ。
「ちげえよー。これ、じいちゃんから小遣いでもらったんだ」
「え?小遣いで50万?ヒロキのじいちゃんて、極道?」
しょうがない金の出所ワンパターン思考。
「極道じゃあないよ。金持ちというだけ」
「ふーん♡」

やがて午前9時、ヒロキとルミナは駅前のシティーホテルにチェックインした。
フロントで高校の生徒手帳を見せ
<V使用のため>
と書くのがすごく恥ずかしかった2人。
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