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ソルティビッチ
第1章 ソルティビッチ…
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「葵ぃ、すごぉくいっぱい出たわよぉ」

「えぇ、だってぇ、彩お姉さまが溜めておけってぇ…」

 そうか、そういうことか…

「だからぁ、この一週間ガマンして来たのぉ」

「そう、いい子ね…」
 葵がそう言うと、彩ちゃんがそう応えた。

「ふうぅん、もぉ…」
 わたしはこの二人の会話で確信する。

「あ…」

「もぉ、彩ちゃんはぁ…
 わたしをハメたでしょう」
 
「あ、うん、悠里さんすいません」
 彩ちゃんはすかさず謝ってきた。

「駿くんと連絡取れないなんてウソをついてぇ…」

「あ、はい、ごめんなさい」
 彩ちゃんは平謝りする。

 すると…

「あ、悠里さん、ごめんなさい、わたしが悪いんです…」
 葵が、いや、駿くんがそう言ってきたのだ。

「え、どういうことなの?」
 わたしは今イチ理解できないでいた。

「うん、実は……」

 そして彩ちゃんが、これまでの流れを話してきたのだ…

 実は…

 あの初めて駿くんとの夜の次の日に、わたしはソッコー電話をしたんです…

 もう駿くんのチンポが、わたしには久しぶりにズキズキと感じた存在だったんで、堪らずに、そしてすかさず電話しちゃったんです…

『逢ってもいいんだけど、驚かないで…』
 すると駿くんはそうわたしに云ってきて…

 わたしのマンションに…

 この葵の姿でやって来たの…

 そんな駿くんの、いや、葵の姿を見て、わたしは驚きました…

 そして反面、嬉々として昂ぶってしまったんです…

「だって、その葵の姿が、正にわたしの理想的な存在だったから…」

「え、彩ちゃんの理想的って?」
 わたしは訊き返す。

「ほらぁ悠里さんも分かってる通り…」

 わたしはぁ、どちらかというとビアン嗜好が強いから…

 この駿くんの、いや、葵の…

『おちんちんのある美少女』が、正に、理想的な姿、存在だったんです…

「いやぁ、あの最初の夜も撃ち抜かれちゃいましたがぁ…」

 この葵という
『おちんちんのある美少女』の姿には、完全に心が撃沈されちゃいましたぁ…


「うん、それは、なんとなくわかるわぁ…」
 そうわたしは呟いた。

『おちんちんのある美少女』

 それも、らしからぬサイズのチンポを持った美少女…

 それはわたしにだって理想的な存在だから…



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