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Dear.M ~例えばこんな風に貴女を壊す~
第5章 お友達
キスだけでいいに決まってる。
キスだけでもこんなに激しくするなんて思ってなかった。

でも止められない。

男性のキスと何かが違う。
夫より小さな口…柔らかな唇…細く滑らかな舌…短いはずなのに…感じるところに滑り込んでくる。

【…ぁぁ…堪んない……】

「キスだけじゃないって……何……するの?……」

知らないわけはない。
だって、レズものの漫画や小説は読み漁ってきた。
そういうのもいいなって思ってた。
小説の主人公に自分を重ねてソロしたことだって一度や二度じゃない。

【でも…でも……それは妄想の中の話し……】

リアルで私が…なんてやっぱりビビる。

天音ちゃんは挟み込んだ手を蠢かして内腿を優しく揉み続けてる。
決して奥に踏み込んで来ようとしない。

「もっと気持ちいいこと……美海さんとしたい…ですよ……」

「もっと?……」

【女と女で感じ合えることくらい…知ってるくせに……】

経験のない女性はだいたいこうだ。
いざ迫られると戸惑いと不安に怯えた顔をする。
でも恐怖は感じていない。

【だって何をされても…男と違ってリスクはないんだから……】

「怖がらないで……ワタシがしてあげる……」

「やっぱり…だめだよ……これ以上は……」

私は意思を伝えるようにキュッと内腿を締めた。
天音ちゃんは内腿から手を抜いていく。

【諦めてくれたの?……】

また私に覆い被さってきた。
顔が近い。
なんかずっと余裕の笑みを浮かべている。

「だぁめ……ワタシ…もう止まりません……あんなキスして…はい終わりって…なんの拷問ですか?……」

ソファに凭れる私のすぐ横に左肘をついて、右手がワンピのボタンに伸びてきていた。

「だって…天音ちゃんがするから……」

【あ、外されてく……】

「美海さんだってしてきてたよ……」

素早い…私が抵抗した方がいいのかと逡巡する間に全部外されていった。

「お願いっ…明るすぎるからっ……」

リビングの灯りは煌々として私達を照らし出していた。

「…もう…視たいのにぃ……逃げちゃだめですよ……」

肌蹴ようとした手が頬に触れる。
そしてまたキス…。
もうキスは逃げない。
ねっとりとした舌の絡みはもう癖になってた。

天音ちゃんが離れていく。
私はボタンを外された私を視ていた。
リビングが真っ暗になって瞬間、キッチンの光が灯される。
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