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第18章 悠介の婚約者候補

美奈子は無事入学出来た事をホッとして寮での初めての1人暮らし…と言っても周りには先輩や同期達が沢山いて寂しいと言う事は無く…

入学してしばらくは慣れる事に必死で友達もほぼ一から作る事になったがすぐに仲良くなって楽しい寮生活になっていた…

しかし美奈子には一つこの大学に居る将来もしかしたら自分の夫になる可能性がある人物がいる事を知っているが箝口令が敷かれていて言えば即破棄となり両親の怒りを買う事になる…

父「もし…お前が口外したらウチには2度と入れないと思いなさい…全く決まっていない話し…しかし現実になる可能性もある…そう言う意味でも口外は厳禁だけど…向こうは多分その話しさえ知らない…どんな人かくらいは見ておいた方が良い…普通に恋愛も沢山しなさい…ただし大学生の領分をわきまえた交際をな…」

そう言われ恋愛して好きになった人と将来結婚出来たらと思ってもそうなったら出来ないじゃないと思ったがそれくらいまだ話しが進んでいないと言う事…

聞いたからにはどんな人なのかと調べて見たがその名前が何処にも無い…名前は教えてもらえっていない…

唯一その名前の人がいたがその人は学生ではなくここの維持管理をする人で年も10は離れている…

…全くどうなっているの？…

そう思ったが聞いても教えて貰えず本人が明かさない限りはわからないらしくそこにこだわって生活する必要はないと言われた…

守はその子が多分悠介を探しているんだろうと見て思ったが教えてやるつもりは無く警戒だけすることにした…

…クス…俺のところに聞いて来るかな？…

どんな子かは少し興味があるので話しはするつもりでいた…そしてその夜…

守「もしもし…ああ…どうした？」

咲希「…また会えないかと…」

守「うーん…ごめん…今ちょっと新入生達が入ってここ抜けれないんだよ…ゴールデンウィーク辺りなら時間取るけど…」

咲希はそんなに先と思ったがそれで良いとお願いした…

まだ10日近くありすぐに会って貰えると思って電話したが仕事と言われてしまうと引くしか無く…

…クス…もう欲しくなったのか…

すぐに会う事は出来るが時間を取る方が良いと瞬時に判断してそう答えた…