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第37章 ヨーロッパへ

悠介「２年間お世話になりました…お預かりした仕事…全て終わらせる事が出来ず申し訳ありませんでした…あと一年あれば…」

会長「あはははっ…あの量を二年で学生にやられたらウチの社員が困るよ…君に付けた部下達は引き留めろと直談判に来たよ…いつでも受け入れるから向こう終わったら考えてくれ…日本で守の補佐は他の人でも十分なはずだ…」

悠介「…そう言って頂けるなら頑張ったと思う事にします…」

会長「夜はパーティーだ…逃げないように…」

悠介「…はい…失礼します…」

助けて貰った人達にも挨拶して行かないで欲しいと引き留められて困った…

ジェシカ「ああ…残念…凄い楽しかったのに…ヨーロッパ付いて行こうかしら…」

悠介「駄目だよ…ジェシカ…幸せになってね…」

ハグとキスをして会社を後にした部屋にはもう荷物が無いのでジョンの自宅に転がり込む…

翠「悠介…行っちゃうんだ？ジョン泣いてたわよ？」

悠介「クス…翠さんが慰めてあげなよ？」

翠「！？もう…」

夜になってジョンもおじさんも帰って来てジェシカや悠介に関係して居た人達で少し豪華な食事をした…

翌日…

ジョン「悠介…また会いに行くよ…仕事もまた一緒にしたい…親父も行ってたけどいつでも帰って来てくれ…」

ハグした耳元で女は今度は俺が用意して待ってると囁くのに苦笑して悠介はイギリスに向かう…

カルロはどうしても外せない仕事があり見送りには来なかったが早苗のインターンが終わる事とイギリスに一緒に行って欲しい事と殆どプロポーズのような事を言ってOKされたらしく仕事も勉強も急激に良くなった事から両親も苦笑いしていると言う…

イギリスのヒースロー空港の入国ゲートを無事抜け荷物を取り出口を標識て確認しながら歩いていると…

カルロ父「悠介！」

えっと思い振り向くと数年ぶりに会うカルロの父…ロイが嬉しそうに立っていて手を広げて近寄って来てハグされた…

ハグを返しながら…

悠介「おじさん…お久しぶりです…わざわざ出迎えに来てくれたの？」

離しながら顔を見ると…

ロイ「ああ…ずっと待ってたんだ…リアムから恐ろしく優秀だと毎回連絡する度に自慢されてね…ようやく私のところに来てくれた…さぁ…行こう…車を用意してある…」