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~疼き~
第9章 出逢い

「私の写真見たら引くと思うよ…」
「だったら、送ってみてよ…」

そう言われて夏海は半分諦めた状態で自分の写メを送った。
すると、どうだろう。

蓮はこういってきたのだ。

「へー?白石さんて、年齢の割に凄く可愛いんだね…」
「え?」

夏海は言葉を失った。
自分はもう年老いたおばさんだとばかり思っていたからだ。

「うん、十分に可愛いと俺は思う…」

夏海はそれを読むと返事が書けないでいた。
とても、内心恥ずかしかったからだ。

「こんなおばさんでもいいの?」
「え?おばさんなんかじゃないよ。綺麗だよ…それに俺、年上の女性好きなんだ」

自信を失いかけていた夏海にはこの言葉は物凄い衝撃だった。

「柿崎さん、ありがとう…」
「柿崎なんて呼ばなくていいよ。蓮て呼んでくれよ…」

「いいよ、じゃ、蓮。私の事も夏海って呼んでいいから…」
「分かった、夏海だね。夏に生まれたから?」

蒼と同じことを聞くのだと思った。

「そうだよ、夏に生まれたから夏海なんだ…」
「夏って何月?」
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