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第14章 それぞれのクリスマス

声が漏れて隣や近所に聞かれたくないと抑えていた自制心が壊れる。
もはや聞かれてもいい、いや、むしろこんなに愛し合っているのだと周りに聞かせたい気分だった。

「ん…あっ！あっ！あっ！あああっ！！」

腰が打ち付けられる度に
スタッカートの喘ぎ声が自然と漏れる。

まるでマシンガンのように激しく打ち付けられていると、途中でパリッと膣の中で弾ける感じがしたけど、そんなの気にしないほど清美の体と心は絶頂に向かって急上昇してゆく。

すぐに射精するかもと彼は言ったけれど
やはり責められると先にエクスタシーを迎えたのは清美だった。

「やだ！逝くっ！逝ぐっ！逝ぐっ！逝ぐうぅ！」

あっという間に昇りつめ、
自分ではどうしようも出来ないほどに、
足とかお尻とか体中がびくんびくんと痙攣した。

彼も「僕も出る！出る！あ～出るぅぅ！！」と
腕立て伏せの体勢を崩して清美に抱きついて
腰をヒクヒクさせて射精した。

ゴムをしているのに
子宮にザーメンを浴びせかけられた感覚がある。

「すごく良かったよ」

彼が腰を引いてペニスを抜くと「あ～！」と
叫んだ。

「何？どうしたの？」

「破れてる…コンドームが破れているんだ！」

清美も大森先生と同じように彼の股間に視線を走らせた。
ペニスの根元に無惨なゴムの残骸がまとわりついている。

あのパチっという衝撃はゴムが裂けた感覚だったのだ。

「中だししちゃったね」

清美は頭の中で安全日かどうかの計算を瞬時に行った。
「排卵日じゃないから…たぶん大丈夫…」
そう言って上げると「そっか～、ならゴムなんていらないね、今夜はゴムなしで寝させてあげないからな」と
射精したにも関わらず元気なペニスを上下にピクピクさせた。

完璧な安全日じゃないから
ザーメンを浴びせ続けたら孕まされるかも…
そう思ったが、彼の子種なら孕まされても産みたいと清美はおもった。