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青い欲情~男と女の色模様~
第14章 それぞれのクリスマス

「本当かい?やったぁ~!」

まるで、おねだりをしていた念願のおもちゃを手にした子供のように、
晴彦は鼻歌交じりでバイブに乾電池をセットしてゆく。

バイブ片手に大喜びで飛び跳ねる晴彦に
押し倒されるようにベッドに押し付けられる。

さっきまでの甘いムードではなくて
クリスマスを無視して
激しいキスはおもいっきり沙織の体に舌を絡ませてきた。
彼が普段より興奮しているのがわかる。

こんなに求められるのって
久しぶりかもしれない、と
沙織もそれに応じるように晴彦の体に舌を這わせてあげた。

「これ、振動するんだよ。何パターンもある」

さあ、早速こいつを試させてもらうぞと
晴彦はバイブのスイッチを入れた。

「え…いゃんっ!」

ブブブと微弱に振動するバイブの先端で
優しく乳房をなぞられる。

『これが…大人のおもちゃ…』

初めての感覚に沙織は戸惑いながらも
肌に触れる震えるシリコンの感触に
微妙に感じ始めていた。

胸の形に沿って動かされ
乳輪ギリギリに触れるか触れないかのもどかしい感覚に刺激を求めて乳首がツンと硬くなる。

「や…あ、んん…だめ、変な感じ…」

「気持ちいい?」

「…すこし…あんっ!」

硬く尖った胸の先端に振動が触れる。

予想していなかった刺激に体がビクッと震えた。
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