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青い欲情~男と女の色模様~
第14章 それぞれのクリスマス

父と母が不倫を楽しんでいる頃、
なにも知らずに明人は
デリバリーのピザとコーラの缶をテーブルに並べていた。

チラッと壁に掛かっている時計を見て 
時間を確認するとソワソワし始めた。

ピンポーン

約束の時間通りにインターホンが鳴る。

「はいは~い」

明人が嬉しそうにインターホンの応答ボタンを押すと、モニターにメイクをしていつもと雰囲気の違う美波が映し出された。

「鍵、開いてるよ、入ってきて」

そう言うとスッとモニター画面から美波の姿が消え、次の瞬間「こんばんは~、お邪魔しま~す」と可愛い声と共にドアがガチャと開いた。

僕はリビングから小躍りしながら
玄関に美波を迎えにゆく。

クリスマスを意識したのか
赤と白でコーディネートした美波が恥ずかしそうに立っている。

「メリークリスマス!」

僕は用意してあったクラッカーを鳴らして
彼女の登場を心から喜んだ。

「きゃっ!!」

美波はクラッカーの音に驚いてしゃがみこんだ。

「もう!私、その音に弱いんだからやめてよ!」

僕は手を差し出してしゃがみこんだ美波を立たせてやる。

「ごめん、ごめん、驚いた?」

「うん…ビックリした…」

僕は彼女を引き寄せて抱き締めた。
その動作のついでに、そうすることが当然のようにスカートを捲って彼女の股間に手を差し込む。

「あ…だめ!」

「あ、ごめん…もしかして…
ビックリしてチビった?」

「バカ!」

僕を叱りつけながら美波は顔を赤らめた。
彼女の股間は、お漏らししたかのようにすでにぐっしょりだった。

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