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青い欲情~男と女の色模様~
第15章 告発状
シュルシュルっと帯が解かれて
衣擦れの音がする。
その音がなんとも言えないエロチックだと
大森はやはり自分は日本人だなとつくづくそう思った。
着物を脱ぐと
これまた肌襦袢姿が艶かしい
「待って!そこからは俺が脱がせるから!」
最後の兵児帯を解こうとする清美に「待った」をかけて、肌襦袢姿のまま清美をベッドに押し倒した。
「あん!待ってよ…足袋も履いたままなのよ」
「それがいいんじゃないか!
なんだか歌麿になった気分だよ」
肌襦袢を着崩れさせられて
兵児帯のおへそ辺りだけを残して
ほとんど裸に近い状態にされた。
大森は「エロい!エロい!」と興奮しながら
白足袋の足を舐めまくる。
「いやよ…足袋が湿っちゃう」
「そう言うなよ
なんだか大奥の女を呼び寄せた殿様みたいな気分だよ」
「脱がすんなら全裸にさせてよ」
「だ~め!肌襦袢がエロっぽさを強調してるんだからさ
あ、そうだ!この姿を記念に残そう!」
大森がスマホを手にしたので
清美は慌てて拒んだ。
「よしてよ!私たちの関係はただならぬものなのよ!そんな画像がもしうっかり世に出たらもう会えなくなるのよ!」
さすがの大森も清美の剣幕に「わかったよ」と
スマホを専用のスタンドに立て掛けた。
だけど、大森は清美に黙って録画をタップしていたのだった。