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青い欲情~男と女の色模様~
第18章 略奪愛
「あなたは…どのようにしたいわけ?」
清美は今後の始末について春彦に詰め寄っていた。
「僕としては…今まで通りに
君と夫婦関係でいたいと思う…」
「じゃあ…あの女とは綺麗さっぱり別れてくれるのね?」
「そ…それは…
う~ん…どうだろう…僕の愛人として沙織を認めてくれないか?」
「はあ?あなた自分で何を言っているのかわかってる?
ハーレムを築きたいと言っているのと同じよ
私はイヤよ
あの女を抱いた体で私は抱かれたくないわ」
あくまでも沙織とは切れたくないと言うのなら
残された道はただ一つ…
離婚という決断しかなかった。
そんな事とは露知らず、
僕は沙織の部屋で彼女に愛を告白していた。
「沙織…あんなダサい中年親父なんか捨てて
僕との将来を考えてくれないか?」
「明人…それって…
私と結婚したいって事?」
「うん…
まだ僕は高校生だし、この先、どんな職業に就くのか全然見えてこないけど…
それでも君と一緒になりたいんだ
幸せにしたいんだよ」
「それは無理だわ…
私、春彦を愛しているんだもん」
「こんなにも君を愛しているのに何故わかってくれないんだよ!」
僕は沙織を自分のモノにしたいと
彼女に抱きついてベッドに押し倒した。