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青い欲情~男と女の色模様~
第2章 文化祭
「じゃあ、また例の電車で会いましょう」
ホテルを出ると沙織さんは小走りで駅に向かった。
その揺れる尻を眺めながら
明日も車内で体を密着させて
触りまくってやろうと企んだ。
「さて、どうするかな…」
このまま学校をサボってもいいけど
制服のままじゃどこにも遊びにいけない。
下手をすりゃ補導されちまう。
叱られる事には慣れっこだけれど
父親に説教を食らうのはバカバカしいので
僕も沙織さんのように遅刻になるけど登校しなきゃなと童貞を卒業して軽い足取りで駅に向かった。
学校に着いたのは昼食時間だった。
僕がクラスに顔を出すと
親友の雅樹が「おいおい、重役出勤かよぉ~」と茶化してきた。
『なんとでも言え、俺はもうお前とは違って男になったんだからな』
妙な優越感に僕は満たされていた。
「なんか言えよぉ~、ちょっとは心配してやったんだからさぁ」
雅樹はじゃれ合うように僕の肩を抱いた。
「ん?お前、なんかいい匂いがするな?」
ハッ!しまった!!
僕もホテルでシャワーをすればよかったと後悔した。
沙織さんがシャワーをしている間
僕は今後の予習だとばかりに
AVを食い入るように見ていてシャワーもせずにそのまま登校したのだった。