この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
青い欲情~男と女の色模様~
第2章 文化祭

「なんだい、なんだい
変に色気付きやがってよぉ~!
香水なんて付けても女にモテやしないんだからやめとけ」

雅樹は僕の体のおねえさんの移り香が女子の気を引こうとオーデコロンでも付けているのだと思ってくれたようだ。

勘違いでもいい。
そう思ってもらえたのなら幸いだ。

「明人くん、ランチまだだったら一緒に食べない?」

振り向くとクラスメートの本庄美波がランチボックスを手に恥ずかしそうに立っていた。

「そんじゃあ、お邪魔虫は退散するとしますか」

茶化したけれど、雅樹は学食組なので
単なる昼飯を食べに学食に行っただけだ。
でも、美波は何で僕とお昼ごはんを一緒になんて言うんだ?

「おかずの一品でもくれるって言うのか?」

「うん、別に卵焼きぐらいならあげてもいいわ」

机を僕の席にくっつけて
堂々と隣に座りながらそんなことを言った。

特別可愛いとも思わないし、
異性として意識したこともないので
机を引っ付けて座られても僕は動じなかった。

でも、クラスのみんなは
そんな僕たちを見て「いよっ!実行委員同士仲がよろしいことで!」と囃し立てた。

「実行委員?」

僕は皆目、話の内容を掴めなかったので
ランチボックスを広げようとする美波に聞いてみた。

「あ、明人くんは朝のホームルームに居なかったから知らないのね
私たち、文化祭の実行委員に選ばれたのよ」

ええっ!なんだって!?
どうして僕がそんな邪魔くさい事をしなきゃいけないわけ?


/392ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ