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青い欲情~男と女の色模様~
第5章 美波と電話で…

少しだけラブホテルでゆっくりしすぎたかもしれない。

時計は午後11時になろうとしていた。
マナーモードにしていた美波のスマホには
何件もの着信履歴が残っている。

「やっぱり文化祭の打ち上げだと理由を付けて羽目を外したけど、この時間だと心配するわよねえ…」

美波はスマホの画面を見てため息を付いた。

「僕、美波を家まで送っていくよ」

ここは男らしく彼女を家に送り届けて
遅くまで遊んでいたことを謝らなければと思った。

「いい。いい。
そんな気を使ってもらわなくてもいいわ」

美波は遠慮したが、
彼女と付き合っていく上で
この先、いやでも挨拶に伺う日が来るんだから
この際、ご両親に顔を覚えてもらっておいて損はないと思った。

暗い夜道を二人で並んで歩いていると
不意に美波が僕に寄り添ってきた。

「少し冷えてきたみたいだね」

僕は美波の腰に腕を回して
もっとこっちに来なよと
体を密着させた。

やがて彼女の腰を抱いていた手は少しずつ滑り降りて、成熟しかけのヒップを撫で回す。
おっぱいにも手を伸ばそうとした時、
対向車が近づいてきて
意味ありげにパッパッっパッシングライトで僕らを照らし出した。



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