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第2章 舞子さん、30歳、処女

そんな事、初めて言われた。

「いえ、なんかその……サイトがサイトだけに……」

そう言えば俺、セックスサイトに登録したんだっけ。

普通の出会い系ではないか。

「もっと、遊んでな人だと思っていました。」

「そっか。」

遊んでそうな男か。

派手でチャラい男って事か。


「舞子ちゃんは、そういう人が来ると思って、サイトにメッセージくれたの？」

舞子ちゃんは、外を眺めた。

「ですかね。」

「じゃあ、俺が来てがっかりだった？」

舞子ちゃんは、首を横に振った。

「あなたでよかったです。」

その笑顔にドキッとした。

おいおい、惚れるなよ。

相手は、セックスだけ望んでるんだからな。