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ガトーフレーズ
第12章 tarte
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まどろみの中、髪を撫でる優しい指先を感じる。
「ん……」
「おはよ。莉乃さん、すげー爆睡……」
ヨダレ垂れてたよーははっ
俊太に笑われて、ブランケットに隠れた。
「うそうそ、ごめん! 天使のように美しい寝顔だったよ」
恨めしそうに目だけ出して睨むと、俊太はまた笑った。
(……あっ!!!!!そういえば……)
飛び起きてテントから出ると、空の半分まで昇った陽の光が降り注ぐ。
「どした?」
「昔俊太と見た、あの朝焼けと青空、一緒に見たかったなって……」
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まどろみの中、髪を撫でる優しい指先を感じる。
「ん……」
「おはよ。莉乃さん、すげー爆睡……」
ヨダレ垂れてたよーははっ
俊太に笑われて、ブランケットに隠れた。
「うそうそ、ごめん! 天使のように美しい寝顔だったよ」
恨めしそうに目だけ出して睨むと、俊太はまた笑った。
(……あっ!!!!!そういえば……)
飛び起きてテントから出ると、空の半分まで昇った陽の光が降り注ぐ。
「どした?」
「昔俊太と見た、あの朝焼けと青空、一緒に見たかったなって……」