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ガトーフレーズ
第3章 mille-feuille
急いでおしゃれをして、俊太が来るのを待った。

着替えてきた俊太は、少しだけ大人びて見えて、もっとドキドキした。

引き寄せられるように、一歩一歩進んでいく。
まるで俊太の中にとてつもない引力があって、そこに落ちていくことしかできないかのように。




「この町で一番綺麗なもの、
見せたいって思ったから」
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