この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ガトーフレーズ
第3章 mille-feuille
空にせり出すようにアーチを描いた、チョコレート色の遊歩道。
三つ並んだベンチと、その後ろに広がる青々と光る芝生の丘。
高台の公園で、ぴたりと自転車は停まった。
「すっごく気持ちいい……」
体を横たえると、新緑の芝生はふわふわのベッドみたい。
ひんやりと冷たくて、潤った青の匂いがする。
目の前に広がるのは、地球。
どこまでも光の地平線が続く、美しい景色が広がっていた。
不思議……
立っているほうが遠くまで見渡せるはずなのに、
地面スレスレから眺める世界は驚くほど広い。
三つ並んだベンチと、その後ろに広がる青々と光る芝生の丘。
高台の公園で、ぴたりと自転車は停まった。
「すっごく気持ちいい……」
体を横たえると、新緑の芝生はふわふわのベッドみたい。
ひんやりと冷たくて、潤った青の匂いがする。
目の前に広がるのは、地球。
どこまでも光の地平線が続く、美しい景色が広がっていた。
不思議……
立っているほうが遠くまで見渡せるはずなのに、
地面スレスレから眺める世界は驚くほど広い。