この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ガトーフレーズ
第8章 glace
あのころ、俊太は飴細工にとても興味を持っていて、自宅の厨房でよくいろいろなものを作っていた。
俊太にとって、お菓子作りは、子供のころからの大切な友達みたいなものだったんじゃないかなと莉乃は感じていた。

クッキー生地で飛行機や車を作ったり、綺麗なケーキにワクワクしたり。
はじめて、ショートケーキを作ったのは、小学校三年生のときだったという。

夏休みが明け、本格的に志望高校を検討する時期を迎えたころ。
俊太にしては珍しく、上の空になったり、考え込むように伏し目がちになる瞬間が度々あった。
「どうしたの?」と聞くのがなぜか怖くて、月日だけが流れていった。
そして、高い空に鰯雲が浮かぶ季節になったころ、
「親父の知り合いのところに、修行に行くか迷っていた」
そう告げられた。
/170ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ