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A crescent moon
第2章 出会
こんなキスいつぶりだろうか。
全てを溶かすようなキス..
いやらしく、くちゅくちゅと中でかき混ぜるように舌を動かし、腰に回した手はいやらしく撫でる。
「んっ..ふぅ..」
息苦しいのに、もっと、と求めてしまう。
頭が真っ白になり、くしゃくしゃと彼の頭をつかんだ。
目をうっすらあけると、ブルーの瞳がこちらを見ている。
それをみた瞬間、私は唇を離した。
「..どうしました?」
ニャッと笑われ私は肩で息をする。
唇の中に血の味が広がる。
「..噛んだわね..」
私が睨みつけて聞くと、ふっと微笑んだ。
「どうしても..あなたの柔らかな舌を噛んでみたくて..」
「..確かに..あなたは変わった性癖があるみたいね。」