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A crescent moon
第2章 出会
「どうして噛んだりするの..?」
ヨシキの胸板に手を這わせて聞くと、すこしして口を開いた。
「ミワは何か衝動にかられることはない?たとえば..可愛いものをみた時..とか」
「..ないわね..強いていうなら、独占欲とか..?」
私が言うと、ふっと笑って仰向けになった。
「似ているが違う....僕は可愛いものや美しいと思うものを見ると....壊したくなる。握りつぶして..」
「破壊衝動?」
「..かもね。小動物なんて抱いていると、ぐっと首をしめてしまいたくなる。女の....苦しむ姿は....最高だ。」
うっとりと呟くと、私を見た。
そして指をちらりと見る。
「ミワは結婚してるの?」
「....ううん。婚約中....」
「いくつ?」
「25よ。」
「へぇ..同じだ....早いね..いやそうでもないか..」
そのネタにふれられたくなくて、私は目をそらした。
しかしヨシキは構わず続ける。
「その傷は婚約者に?」
小さく頷くと、そう..と言ってそれきり黙ってしまった。
沈黙が降り、私はそっと目を閉じた。
そしていつの間にかそのまま寝てしまっていた。
ヨシキの胸板に手を這わせて聞くと、すこしして口を開いた。
「ミワは何か衝動にかられることはない?たとえば..可愛いものをみた時..とか」
「..ないわね..強いていうなら、独占欲とか..?」
私が言うと、ふっと笑って仰向けになった。
「似ているが違う....僕は可愛いものや美しいと思うものを見ると....壊したくなる。握りつぶして..」
「破壊衝動?」
「..かもね。小動物なんて抱いていると、ぐっと首をしめてしまいたくなる。女の....苦しむ姿は....最高だ。」
うっとりと呟くと、私を見た。
そして指をちらりと見る。
「ミワは結婚してるの?」
「....ううん。婚約中....」
「いくつ?」
「25よ。」
「へぇ..同じだ....早いね..いやそうでもないか..」
そのネタにふれられたくなくて、私は目をそらした。
しかしヨシキは構わず続ける。
「その傷は婚約者に?」
小さく頷くと、そう..と言ってそれきり黙ってしまった。
沈黙が降り、私はそっと目を閉じた。
そしていつの間にかそのまま寝てしまっていた。