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A crescent moon
第11章 愛愛
ある日美和のお義父さんが倒れたと聞き、すぐに駆けつけた。
医師によると過労だった。
「借金返すのに、多分働きすぎたんだと思う。」
「どれくらいあるの?」
「詳しくはまだ分かんないんだけど、結構あるみたい..」
悲しそうな美和の横顔を見て、俺はすぐにお金を用意した。
親兄弟のいなかった両親は、俺に少し遺してくれていた。
俺自身それなりの会社でそれなりの地位は獲得していたから、多くはないけど足しにはなると思った。
美和のご両親は最後まで拒否していたけど、「家族になるんですから」
というと、受け取ってくれた。
恩を売りたいなんて考えたことなかった。ただ美和の悲しむ姿を見たくなかっただけ。
医師によると過労だった。
「借金返すのに、多分働きすぎたんだと思う。」
「どれくらいあるの?」
「詳しくはまだ分かんないんだけど、結構あるみたい..」
悲しそうな美和の横顔を見て、俺はすぐにお金を用意した。
親兄弟のいなかった両親は、俺に少し遺してくれていた。
俺自身それなりの会社でそれなりの地位は獲得していたから、多くはないけど足しにはなると思った。
美和のご両親は最後まで拒否していたけど、「家族になるんですから」
というと、受け取ってくれた。
恩を売りたいなんて考えたことなかった。ただ美和の悲しむ姿を見たくなかっただけ。