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A crescent moon
第11章 愛愛

殴りたくない。
殴らない。

そう思っても、身体は反射的に動いた。
美和が吹っ飛び、意識がなくなったのかクタリと動かなくなってしまった。

それを見ながら、鎖を左手に巻き付け南京錠をかけた。
涙が流れてくる。
いつぶりだろうか。

だってね、美和....

もう愛してないってなに..?
俺たち家族になるんだよね..?
その指輪、二人で選んだよね..?

悲しかった。
だから鎖で繋いで、俺だけ見られるようにした。

帰ってきた時、また笑顔で「お帰りなさい!」って玄関に走ってきてほしいんだ。

「おいしい?」ってご飯の感想ねだって、わざと「普通」って言ったら膨れる美和の顔が見たいんだ。

あと少し。
あと少しで俺が欲しかったもの全部、現実になる。

本当の家族が、手に入る。
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