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A crescent moon
第11章 愛愛
急いでマンションに戻り、家に入る。
美和はリビングにいなかった。
鎖が限界までのびきっているのを見つけて、呼吸を整えながらキッチンを見た。
「美和、何してー」
その光景に思わず立ち尽くした。
美和がじっとこちらを見ている。
右手に包丁を持ち、鎖に当てている。
(何してるんだ..美和..)
ゆっくりと俺に向けた顔が緩んでいく。
笑顔になっていく。
そして..久々にあの大好きだった笑顔が向けられ、声を発した。
「うれしい..会いたかった...」
スルリと力の抜けた右手から包丁が抜ける。
ジャラジャラと鎖が鳴る。
左手に刃が当たる。
赤い血がほとばしる。
美和の目が俺を射抜く。
身体が動かない。
ようやく美和の身体が崩れおちてから、俺は駆け寄った。
血の海の中で、美和は、
微笑んでいたー
美和はリビングにいなかった。
鎖が限界までのびきっているのを見つけて、呼吸を整えながらキッチンを見た。
「美和、何してー」
その光景に思わず立ち尽くした。
美和がじっとこちらを見ている。
右手に包丁を持ち、鎖に当てている。
(何してるんだ..美和..)
ゆっくりと俺に向けた顔が緩んでいく。
笑顔になっていく。
そして..久々にあの大好きだった笑顔が向けられ、声を発した。
「うれしい..会いたかった...」
スルリと力の抜けた右手から包丁が抜ける。
ジャラジャラと鎖が鳴る。
左手に刃が当たる。
赤い血がほとばしる。
美和の目が俺を射抜く。
身体が動かない。
ようやく美和の身体が崩れおちてから、俺は駆け寄った。
血の海の中で、美和は、
微笑んでいたー