この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
A crescent moon
第11章 愛愛
急いでマンションに戻り、家に入る。

美和はリビングにいなかった。
鎖が限界までのびきっているのを見つけて、呼吸を整えながらキッチンを見た。

「美和、何してー」

その光景に思わず立ち尽くした。

美和がじっとこちらを見ている。
右手に包丁を持ち、鎖に当てている。

(何してるんだ..美和..)

ゆっくりと俺に向けた顔が緩んでいく。
笑顔になっていく。
そして..久々にあの大好きだった笑顔が向けられ、声を発した。

「うれしい..会いたかった...」

スルリと力の抜けた右手から包丁が抜ける。
ジャラジャラと鎖が鳴る。
左手に刃が当たる。
赤い血がほとばしる。
美和の目が俺を射抜く。


身体が動かない。


ようやく美和の身体が崩れおちてから、俺は駆け寄った。
血の海の中で、美和は、

微笑んでいたー
/300ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ