この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
A crescent moon
第11章 愛愛
混乱しながらも指は勝手に携帯を操作していた。
救急車を呼んで、指示を仰ぎながら。、とにかく美和の裸を見られたくないと、服を着せた。
南京錠をはずした。
頭が痛い。
なぜか
見たことのない、お養母さんが首を吊る姿と
お義父さんの病室での干からびた様な顔が浮かんだ。
美和は息をしている。
俺は息をしていない。
つらい、苦しい。
倒れそうになったとき、救急隊員が入ってきて美和と引き離された。
「いやだっ..ひっ..くっ..美和ぁ..!」
「佐々木さんですね!?息を大きく吸って下さい。女性の方は大丈夫ですから!」
過呼吸を起こした俺の耳元で叫ぶ救急隊員を押しのけ、運ばれる美和に駆け寄る。
息ができない。
「はあっ..くっ..み..わぁ..」
美和が離れていく。
イヤだ。
イヤだイヤだイヤだ。
美和....行かないで....
救急車を呼んで、指示を仰ぎながら。、とにかく美和の裸を見られたくないと、服を着せた。
南京錠をはずした。
頭が痛い。
なぜか
見たことのない、お養母さんが首を吊る姿と
お義父さんの病室での干からびた様な顔が浮かんだ。
美和は息をしている。
俺は息をしていない。
つらい、苦しい。
倒れそうになったとき、救急隊員が入ってきて美和と引き離された。
「いやだっ..ひっ..くっ..美和ぁ..!」
「佐々木さんですね!?息を大きく吸って下さい。女性の方は大丈夫ですから!」
過呼吸を起こした俺の耳元で叫ぶ救急隊員を押しのけ、運ばれる美和に駆け寄る。
息ができない。
「はあっ..くっ..み..わぁ..」
美和が離れていく。
イヤだ。
イヤだイヤだイヤだ。
美和....行かないで....