この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
A crescent moon
第12章 再起
「松方さ~ん、これよろしく!」
「は~い」
先輩から資料を受けとりコピー機に向かう。
私の指には光る指輪が今も変わらずある。
アノ事件から一年がたっていた。
精神的に参っていた私は、治療を受けながらどうにかもとの生活を取り戻していた。
そして最近、女性だけが働く会社に就職し今では優しい先輩たちに囲まれながら、日々をすごしている。
あの日、私が目を覚ました日。
すでに正弘さんの姿はなく、家族も一切口を割らなかった。
自分に何が起こったのかも良く分かっていなかった。
しかし…
一年たって、この間、母からの電話ですべてを聞いた。
「は~い」
先輩から資料を受けとりコピー機に向かう。
私の指には光る指輪が今も変わらずある。
アノ事件から一年がたっていた。
精神的に参っていた私は、治療を受けながらどうにかもとの生活を取り戻していた。
そして最近、女性だけが働く会社に就職し今では優しい先輩たちに囲まれながら、日々をすごしている。
あの日、私が目を覚ました日。
すでに正弘さんの姿はなく、家族も一切口を割らなかった。
自分に何が起こったのかも良く分かっていなかった。
しかし…
一年たって、この間、母からの電話ですべてを聞いた。