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A crescent moon
第15章 秘密

なんだかタクトさんにはぐらかされているような気がした。
本当に昔のヨシキを知っているから私に警告しただけなのか。
じゃあ一体、シ、の続きは?
私にはまだまだ知らないことがありすぎる。
「ねぇ美和、今度遊びに行こうか。」
「え?本当?」
ベッドの中でヨシキが頷いた。
「休みなんだ、今度の日曜。美和とはここでしか会ってないし。どこ行きたいか決めていて。」
「え〜どうしよっかな〜」
久々の誘いに、私はワクワクした。
売れっ子のヨシキとは部屋で身体を重ねることくらいしかしてなくて、だからこの誘いは本当に嬉しかった。
私は思っている以上にヨシキが好きみたいだ。

