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A crescent moon
第4章 嫉妬
中を押し広げられ、私は彼に抱きつきながら喘いだ。
しかしすぐに動きを止める彼に、目を開けると優しく微笑んでいた。
「あ....正弘さん..」
今日初めて行為中に名前を呼んだ。
するとまたゆっくり入ってきて、私をきつく抱きしめた。
「美和..愛してる....」
「....正弘さん..」
私が彼から離れられないのは、彼の優しさを知っているから。
彼がいつも愛していると言ってくれるから。
それでも今の私は答えられない。
離れられない理由は沢山あるのに、そこに愛があるのか自分でもわからない。
それにもう一つ、大きな理由があるから。私にはどうにもできない理由が..