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A crescent moon
第5章 過去
『あっ..んっ..』
舌が優しくクリを包み込んで、私は腰を揺らした。
快感に飲まれる。
近づいてくる。
涙がまた溢れてきた。
(初恋の人の隣で..ずっと想ってくれてた人の隣で....)
悲しくて、全ての思い出が汚されていくようで、私は声を漏らさず泣いた。
『..ぁっ...んんっ!』
唇を噛んで、背中を反らすと正弘さんが顔を上げた。
『..はぁ..グスッ..ん..』
『美和、入れるよ。』
有無を言わせず、生のまま入ってくる。
私は漏れる声を抑えられなかった。
『あっ..ん..』
ゆっくり動き出した正弘さんにしがみつき、隣に仙道くんがいることも忘れて私は次第に快感を求めて腰を揺らした。