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乳房星(たらちねぼし)−1・0
第44章 明日晴れるかな
「ゆきさんの最初のダンナさんが…トカレフでどたまぶち抜かれたって…」
「せや…ゆきの最初のダンナは、交友関係が悪いのよ…その上に前科がたくさんあったのよ…」
「哲人《てつと》さんは、どなたのお子さまなの?」
「哲人《てつと》は、2番目のダンナと再婚した時に生まれた子よ…あの時お世話になったセートーハの弁護士さんの知人の知人の男性の次男さんよ…せやけど、2番目に身ごもった子が死産したのよ…哲人《てつと》のホンマのテテオヤは、2番目のダンナのテテオヤよ…2番目のダンナのテテオヤはオンナグセがものすごく悪いじいさんだったのよ…ゆきは…2番目のダンナのテテオヤにレイプされたのよ…」
「それじゃあ、哲人《てつと》さんは…」
「そう言うことよ…」

ゆりさんは、説明を終えたあと大ジョッキに入っているオリオンビールをごくごくとのみほした。

この時、A・Bの2班のメンバーたちは『もうお酒はいい…』とつぶやいた。

ゆりさんは、ひと息ついてからこう言うた。

「それじゃあ、みんなでしめのビフテキを食べようか。」

A・Bの2班のメンバーたちは、このあと1セット4500円のビフテキセットで夕食を摂った。
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