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乳房星(たらちねぼし)−1・0
第45章 憎みきれないろくでなし
「だからなんで反対なんだよ〜」
「君波《うち》の親族一同が猛反対を唱えているからできないのよ!!」
明憲《ムコハン》は、スーツの内ポケットから茶封筒《ふうとう》を取り出した。
明憲《ムコハン》は、ものすごく困った声でゆきさんに言うた。
「ゆき、おれは…(カノジョ)さんのおじい様から頼まれているのだよ〜」
ゆきさんは、怒った声で言うた。
「それはなによ!?」
「婚姻届《ショメン》だよ〜」
「より強く拒否するわよ!!」
「どうして拒否するのだよ〜」
「哲人《てつと》は子どもだからよ!!」
「子どもじゃないよ〜」
「やかましいドアホ!!」
「ゆき。」
「(カノジョ)さんの親御さんが許すと言うても、君波《うち》の親類一同がアカンと言うてるのよ!!あんたは君波《うち》のイリムコのくせに君波《うち》にテイコウする気ね!!」
「テイコウしてないよ〜」
「あんた!!」
「ゆき、(カノジョ)の親御さんはさいしょは残念だとは言うたけど、(カノジョ)さんを信じると言うてるのだよ~」
「それなら、あんたの職場にいる男性従業員《わかいしゅう》に回しなさいよ!!」
「回せって…」
「そないに婚姻届《ショメン》をかけと言うのであれば、あんたの職場の男性従業員《わかいしゅう》に変更してよ!!」
「うちの男性従業員《わかいしゅう》は…(お給料が)ヤスイのだよ〜」
「あなた!!」
「うちの会社は、ケイヒセツヤクで…」
「いいわけ言うなドアホ!!」
「ゆき。」
「お給料が安いからなんじゃあ言いたいのよ!!」
「だから、少ないお給料ではお嫁さんを養えないのだよ…」
「ほな、(カノジョ)さんがパートに出たらええだけや!!」
「(カノジョ)さんは専業主婦で通したいと言うてるのだよ〜」
「ますますはぐいたらしいわね!!哲人《てつと》と言い(カノジョ)さんと言い…甘ったれてるわよ!!」
この時、エプロン姿の風香《フー》ちゃんがとうの買い物かごを持ってゆきさんのもとにやって来た。
「買い出しに行ってきます〜」
「気をつけてね。」
このあと、風香《フー》ちゃんは買い物かごを持って部屋の外に出た。
その後、ゆきさんは怒った声で明憲《ムコハン》に言うた。
「君波《うち》の親族一同が猛反対を唱えているからできないのよ!!」
明憲《ムコハン》は、スーツの内ポケットから茶封筒《ふうとう》を取り出した。
明憲《ムコハン》は、ものすごく困った声でゆきさんに言うた。
「ゆき、おれは…(カノジョ)さんのおじい様から頼まれているのだよ〜」
ゆきさんは、怒った声で言うた。
「それはなによ!?」
「婚姻届《ショメン》だよ〜」
「より強く拒否するわよ!!」
「どうして拒否するのだよ〜」
「哲人《てつと》は子どもだからよ!!」
「子どもじゃないよ〜」
「やかましいドアホ!!」
「ゆき。」
「(カノジョ)さんの親御さんが許すと言うても、君波《うち》の親類一同がアカンと言うてるのよ!!あんたは君波《うち》のイリムコのくせに君波《うち》にテイコウする気ね!!」
「テイコウしてないよ〜」
「あんた!!」
「ゆき、(カノジョ)の親御さんはさいしょは残念だとは言うたけど、(カノジョ)さんを信じると言うてるのだよ~」
「それなら、あんたの職場にいる男性従業員《わかいしゅう》に回しなさいよ!!」
「回せって…」
「そないに婚姻届《ショメン》をかけと言うのであれば、あんたの職場の男性従業員《わかいしゅう》に変更してよ!!」
「うちの男性従業員《わかいしゅう》は…(お給料が)ヤスイのだよ〜」
「あなた!!」
「うちの会社は、ケイヒセツヤクで…」
「いいわけ言うなドアホ!!」
「ゆき。」
「お給料が安いからなんじゃあ言いたいのよ!!」
「だから、少ないお給料ではお嫁さんを養えないのだよ…」
「ほな、(カノジョ)さんがパートに出たらええだけや!!」
「(カノジョ)さんは専業主婦で通したいと言うてるのだよ〜」
「ますますはぐいたらしいわね!!哲人《てつと》と言い(カノジョ)さんと言い…甘ったれてるわよ!!」
この時、エプロン姿の風香《フー》ちゃんがとうの買い物かごを持ってゆきさんのもとにやって来た。
「買い出しに行ってきます〜」
「気をつけてね。」
このあと、風香《フー》ちゃんは買い物かごを持って部屋の外に出た。
その後、ゆきさんは怒った声で明憲《ムコハン》に言うた。