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乳房星(たらちねぼし)−1・0
第48章 ジレンマ
「ゆら!!」
「なあに?」
「なあにじゃないでしょあんたは!!」
「おかーちゃん、なに怒ってんねん?」
「あんたがつまんだたくあんを直接口に入れようとしたから怒ったのよ!!」
「ええやんケチ!!」
「ゆら!!おかーちゃんは、つまんだたくあんを一度小皿に移しなさいと言うたのよ!!」
「うちがなにしようとうちの勝手よ!!」
「ゆら!!」

この時、近くにいた明憲《ムコハン》が止めに入った。

「義母《おかあ》さま!!ゆらさん!!ごはん時にケンカしないでください!!」
「分かってるわよ!!だけど、ゆらがお行儀の悪いことをしたから怒ってるのよ!!ゆら!!」
「なんやねんおかーちゃん!!」
「あんたはなにを考えて生きてるのよ!!おとーちゃんとおねーちゃんたちとゆきはイワマツグループのメンバーさまたちと一緒に1日も休まずに活動をしているのに…あんたはなんでグータラな暮らしをしているのよ!!」
「おかーちゃん!!うちは好きで専業主婦になったわけやあらへん!!うちは、ゆきが犯したあやまちをこらえてもらうために仕方なく蔵本《ダンナのいえ》にとついだだけよ!!」
「ゆら!!」
「おとーちゃんとおかーちゃんがゆきばかりをえこひいきしていたからうちはだめになったのよ!!」
「おとーちゃんとおかーちゃんは、あんたたちきょうだいに対して平等に接したわよ!!」
「ふざけるな!!ゆきの七五三のお祝いも学校の入学・卒業祝い…が超大量であったことについては今でも怒り狂っているのよ!!おねーちゃんたちとうちらをないがしろにしたからこらえへん!!」
「ゆら!!」
「やかましい!!」

(ガシャーン!!)

思い切りブチ切れたゆらさんは、テーブルをひっくり返したあと広間から出ていった。

「ゆら!!」
「外へのみに行く!!」

(パシーン!!)

思い切りブチ切れたゆらさんは、玄関の戸をピシャっとしめたあとのみに行った。

いとは、全身を震わせながら怒り狂った。

明憲《ムコハン》は、ものすごくおたついた表情であたりを見渡した。
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