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乳房星(たらちねぼし)−1・0
第2章 悲しき口笛
(パチーン!!)

父親《テテオヤ》から平手打ちで顔を叩かれた男の子は、よりしれつな声で泣き叫んだ。

「ギャー!!」

この時、端にいた祖母が父親《テテオヤ》の頭をパンプスの先で殴った。

「圭佑《けいすけ》!!」

(ガーン!!)

頭を殴られた父親《テテオヤ》は、その場に座り込んだあと女々しい声で泣き出した。

オドレらふざけるな!!

私は、よりしれつな怒りに震えながら職員に言うた。

「あのすみませんけど…金一封《シャレイ》はいらないので帰らせてください。」
「分かりましたよ〜」

よりしれつな怒りに震えている私は、ショルダーバッグを持って生活安全課《セイアン》から出て行った。

警察署から出た私は、旭町のショッパーズプラザ(スーパーダイエー・今は今治国際ホテルの駐車場になっている)の前の交差点から一方通行の通りを通って恵美須町《えびすちょう》の大通りへ歩いて向かった。

その後、今治城《おしろ》の東側の通りから産業道路《バイパス》〜喜田村交差点を通って唐子浜へ向かった。

その間も、私は怒りに震えていた。

ホンマにふざけるなよ…

何が『いつ帰ってきたのだ!!』だ…

あの祖母《バアやん》もふざけてるワ!!

ヘラヘラヘラヘラ嗤《わら》いながら『すみませんでした~』といよったからよけ頭に来たわ!!

…………

それよりも、保護された男の子はこのあとどうなるのか?

あの様子では、また長野県《シンシュー》に戻されると思う…

父親《テテオヤ》は、男の子にどうしてほしいのだ…

男の子に自立しろと言いたい気持ちは分かるけど、頭冷やして冷静になれよ…

あの様子では、親子が仲良く暮らして行くことはドダイ無理だと思う(ブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツ…)
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