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乳房星(たらちねぼし)−1・0
第53章 銃爪(ひきがね)
「ふざけるな!!ゆかねーちゃんのわからず屋!!うちが専業主婦をしていることがそないにいかんの!?」
「髪の毛を引っぱんないでよ!!」

思い切りブチ切れたゆかさんは、ゆらさんを突き飛ばした。

負けじとゆらさんも、ゆかさんを突き飛ばして反撃した。

「ゆかねーちゃんこそなによ!!」
「やったわね!!」

近くにいたいとが『ふたりともやめて!!』と言うたが、ゆかさんとゆらさんの耳にいとの声は届いていなかった。

ゆかさんに突き飛ばされたゆらさんは、起き上がったあと右手に作ったこぶしをふりあげながら怒鳴った。

「ゆかねーちゃんのドアホ!!」
「どついたろか!!」
「ああ!!どついたらぁ!!」
「もう怒ったわよ!!」
「ふたりともやめてください!!」

ゆかさんとゆらさんは、取っ組み合いの大ゲンカを始めた。

この時、たくみがゆかさんとゆらさんのケンカを止めに入った。

その間に(ゆかさん以外の)イワマツグループの全メンバーたちは出発準備を整えていた。

その中で、ゆかさんとゆらさんはドカバキの大ゲンカを繰り広げた。

「ゆかねーちゃんのわからず屋!!」
「わからず屋はあんたよ!!」
「やめてください!!ふたりとも落ち着いてください!!」

(ドーン!!バーン!!)

この時、たくみの後ろにいた公則《まさのり》がたくみにぶつかったはずみでじゅらくのカベに背中をぶつけた。

それを見たいとが怒った声で言うた。

「ちょっと!!長富《ながとみ》のあととりになんで暴力をふるうのよ!?」
「違いますよ…はずみでぶつかっただけですよ!!…ゆかさんとゆらさん!!」
「やかましい!!ドアホ!!」
「あわわわ!!」

(ドスーン!!)

たくみは、ふたりにつきとばされたあと庭に転げ落ちた。

「ゆかねーちゃんこそドアホ!!」
「専業主婦で床の間に飾られているあんたは世間知らずのドアホよ!!」
「ゆかおばさま!!ゆらおばさま!!」

この時、哲人《てつと》がゆかさんとゆらさんのケンカを止めに入った。

「世間知らずのドアホは、頭冷やして考え直せ!!」
「あわわわ!!」

(バリバリバリバリバリバリバリバリバリバリ!!)

哲人《てつと》は、ゆかさんとゆらさんにつきとばされたはずみで頭からふすまにダイブした。
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