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乳房星(たらちねぼし)−1・0
第103章 願いごとのもち腐れ
またところ変わって、楽屋にて…

ディレクターチェアに座っている私は、討論テーマが記載されている書面を読んでいた。

ゆかさんは、私のバイタルチェックをしていた。

私の右腕にリストバンドが巻かれていた。

リストバンドの下に聴診器が置かれていた。

ゆかさんは、水銀の血圧計を使って血圧測定をしていた。

(ペコンペコンペコンペコンペコンペコンペコンペコンペコン…プシュー…)

リストバンドのエアーが抜けたあと、ゆかさんはチェックシートに血圧値と脈拍数を記入した。

A班のメンバーたちは、お仕事を始める準備をしていた。

(ピピピピピピピピピピピピピピピピ…)

この時であった。

私の右わきにはさんでいるオムロンの電子体温のアラーム音が鳴ったので、ゆかさんが福也《さちや》さんに声をかけた。

「福也《さちや》さん…福也《さちや》さん!!」
「えっ?じゃないわよ…体温計…」
「えっ?」
「体温計!!」
「ああ、すみませんでした〜」

ゆかさんにどやされた福也《さちや》さんは、アタフタした表情で私の右わきにはさんでいた体温計を取り出したあと、体温をゆかさんに言うた。

「えーと、34度7分…平熱です。」

ゆかさんは、怒った表情で福也《さちや》さんに言うた。

「アカン!!はかり直し!!」
「えっ?」
「はかり直し!!」
「すみません…ああ、もう一度入れます…」
「はよしてや!!」

ゆかさんにどやされた福也《さちや》さんは、ものすごくアタフタしていた。

この時、順子《よりこ》さんが福也《さちや》さんに代わってセットし直した。

それから40分後であった。

テレビ局の番組スタッフさんたち3人が私を迎えに来た。

私は、スーツ合わせが完了したので番組スタッフさんたち3人と一緒にスタジオへ向かった。

時は午前9時50分頃であった。

他の出演者さまたちとの名刺交換を終えた私は、所定の席についた。

それから5分後に、司会を務める男性シンガー・ソングライターさまとテレビ局の男性アナウンサーがスタジオに入った。

午前10時頃に大量収録が始まった。

大量収録は、48時間後の1月20日の朝10時まで行われる予定である。
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