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乳房星(たらちねぼし)−1・0
第105章 また君に恋してる
(ゴーッ…)

ところ変わって、専用機の中にて…

A班のメンバーたちは、座席にもたれて眠っていた。

私は、機内にあるベッドルームで眠っていた。

私は、エクスペリアのウォークマンで歌を聴きながら眠っていた。

イヤホンからビリー・バンバンが歌っていた曲で坂本冬美さんがカバーで歌っている『また君に恋してる』が流れていた。

歌を聴きながら眠っている私は、どんな夢を見ていたのか?

座席スペースにて…

A班のみんなは、座席にもたれて眠っていた。

その中で、順子《よりこ》さんと福也《さちや》さんはひそかに愛し合っていた。

福也《さちや》さんは、順子《よりこ》さんのひざの上にのっていた。

順子《よりこ》さんは、福也《さちや》さんのくちびるに優しくキスをした。

福也《さちや》さんは、順子《よりこ》さんのふくよかな乳房《むね》を右手にあてた。

順子《よりこ》さんは、なにもいわずにふくよかな乳房《むね》に福也《さちや》さんの右手をゆっくりとあてた。

その様子をゆきさんがちらっと見た。

ラブラブモードになっている順子《よりこ》さんと福也《さちや》さんを見たゆきさんは、曇った表情を浮かべながらつぶやいた。

うち…

なんであの人と恋愛結婚したのか…

よく分からない…

専用機が網干《あぼし》(姫路市)のなぎさ公園の上空にさしかかった。

専用機の窓に写るなぎさ公園を見たゆきさんは、神戸の女子大に在籍していた時のことを思い出した。

あの時は幸せだった…

カレと一緒に過ごした時間は…

とても幸せだったわ…
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