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第115章 いとしのエリー

時は、夕方５時半頃であった。

（ピンポーン〜）

「は〜い〜」

部屋の呼鈴《よびりん》が鳴ったので、子守女《こもりめ》さんがドアを開けた。

このあと、Ａ班のメンバーたちが部屋に入った。

キッチンいる風香《フー》ちゃんとエプロン姿の福也《さちや》さんは、夕食の準備に取り組んでいた。

Ａ班のメンバーたちは、特大広間に上がったあとテーブルに集まった。

この時、ゆりさんが具合が悪い表情を浮かべているゆきさんに声をかけた。

「ゆき!!ゆき!!」
「ゆりねーちゃん〜」
「あんたどないしたん!!今月中ごろから顔が真っ青になった状態がつづいているけど…」
「ちょっと寝不足で…つかれているのよ…」
「あんた!!ホンマに大丈夫!?」
「大丈夫〜」
「大丈夫じゃないわよ!!ムリしたらアカン!!」
「分かってるわよ〜」

この時、ゆきさんはコンスタントに動くことができない状態であったので部屋に帰って療養することにした。

この日、ゆきさんは夕食を摂らずにそのまま寝た。