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乳房星(たらちねぼし)−1・0
第116章 ブラボー酔虎伝(すいこでん)
時は、深夜3時頃であった。

店内に、酒類の空びんが転がっていた。

のみくらべをしているふたりは、デイスイ状態におちいった。

「コラババァ!!もうええかげんに観念せえや!!」
「まだまだ!!」
「ほんなら最後の勝負だ!!オーイ、ピンドンもてこいや!!」

このあと、テーブルの上にドンペリのビンがボーリング状に並べられて置かれた。

ふたりは、最後の勝負『ピンドン』を始めた。

2人は、ドンペリ10本を一気に飲み干したあと、ヨレヨレの状態で悪口の言い合いをした。

その後、ゆらさんが意識を失って倒れた。

意識を失って倒れたゆらさんに対して、CEOはエラそうな口調で言うた。

「あんたは外交が下手くそやのぉ…そういうことで、48パーセント分はやらんぞ…わしらはアルコール飲料のプロやで…外交が下手くそなババァに、アルコール飲料のことを語る資格などないわ…へっ、ざまあみろ…」

その時であった。

「おぬし!!さっきの言葉をもういっぺん言うてみろ!!」

この時、CEOの前にポムじいさんがやって来た。

ポムじいさんは、ものすごい血相でCEOに凄んだ。

「ひっ、ヒイイイイイイイイ…大株主どの…」

ポムじいさんにすごまれたCEOは、すっとんきょうな声をあげて腰をぬかした。

ポムじいさんは、腰をぬかしたCEOに対して厳しい口調で言うた。
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