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乳房星(たらちねぼし)−1・0
第117章 もし君を許せたら
「ゆき…今までごくろうさまでした…」
「ゆかねーちゃん。」
「2月以降、うちらはより多忙な日々がつづくのよ…その中でゆきが倒れたら困るのよ。」
「分かってるわよ…」
「あんたも今までつらかったね…ホンマにすまなかったわ…かんにんしてや…」
「ゆかねーちゃん。」

ゆりさんは、つらい声でゆきさんに言うた。

「それともうひとつ話があるけど…哲人《てつと》が新宮市《なんきしんぐう》にある身元引受人の家にいると言う話しを聞いたわよ…ゆきはどないすんねん?」
「(ゆきさん、つらい声で言う)どないすんねんって?」
「哲人《てつと》と一緒に母子《おや子》でもう一度暮らしていこうと言う気はないの?」
「分からない…」
「分からないのね…それともう一人…北海道胆振東部《いぶりのいなか》へ帰った明憲《もとダンナ》の娘…沙都水《さとみ》がこどもふたり連れてリコンしたみたいよ…」
「せやからどないするか分かんないわよ!!」
「ゆき…ごめんね…かんにんや…」

ゆかさんは、けわしい声でゆきさんに言うた。

「ゆき、早く引き継ぎをしてよ!!うちらは時間がないのよ!!」
「わかった。」

このあと、ゆきさんは自分がしていたお仕事を風香《フー》ちゃんと順子《よりこ》さんに分散して引き継ぐ作業を急いで始めた。

ゆきさんは、2月1日の朝6時を持ってイワマツグループを退職することになった。

退職金1億5000万円は、後日ゆきさんの口座に振り込まれる予定である。
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