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乳房星(たらちねぼし)−1・0
第118章 心の水
話はそれから5分後であった。

A班のメンバーたちがいる楽屋にイナ姐《ねえ》はんとドナ姐《ねえ》はんが付き人の男たち5人と一緒に入った。

イナ姐《ねえ》はんとドナ姐《ねえ》はんは、私に声をかけた。

「よーくん〜」
「イナ姐《ねえ》はん、ドナ姐《ねえ》はん。」
「よーくん、元気だった〜」
「うん。」

このあと、イナ姐《ねえ》はんはゆきさんがしていたお仕事の一部の引き継ぎを行った。

これにより、イナ姐《ねえ》はんがイワマツグループのA班のメンバーに合流した。

ゆきさんが持っていたお仕事道具は、イナ姐《ねえ》はんに手渡された。

その後、イナ姐《ねえ》はんは私のもとにやって来た。

私は、イナ姐《ねえ》はんに声をかけた。

「イナ姐《ねえ》はん。」
「なあによーくん。」
「ハナちゃんは?」
「ハナは、結婚したわよ。」
「結婚?」
「うん。」
「相手《おあいて》は?」
「ヨスの水産会社の経営者の長男くんよ…ひらたくいえば、次期社長さんよね。」
「次期社長さん…」
「ハナは、次期社長夫人になるかな〜」
「次期社長夫人…」

この時、順子《よりこ》さんが特大《ベンティ》サイズの水筒から黒のアルミのスタバのロゴ入りのマグカップにコーヒーを注いでいた。

その後、コーヒーが入っているマグカップをゆっくりと私に手渡した。

この時、イナ姐《ねえ》はんが優しい声で私に言うた。

「よーくん。」
「なあに?」
「よーくんにコーヒーを注いで下さったこは?」
「順子《よりこ》さん…だよ。」
「順子《よりこ》さんね。」

私は、イナ姐《ねえ》はんに声をかけた。

「順子《よりこ》さんは…好きな人がいるのだよ。」
「好きな人がいるのね…いいわね。」
「イナ姐《ねえ》はん。」
「よーくん、気になるのね。」

イナ姐《ねえ》はん…

違うのだよ…

私は、困った表情でつぶやいた。

イナ姐《ねえ》はんは、優しい声で私に言うた。
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