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乳房星(たらちねぼし)−1・0
第138章 さよならの果実たち
時は、日本時間2月23日の正午過ぎであった。

またところ変わって、橿原神宮《かしわらじんぐう》の本殿《ほんでん》にて…

この日、ひとくみのカップルさんの神前挙式《きょしき》が厳かに行われていた。

神主様の前にいる新郎新婦《おふたり》は、福也《さちや》さんのイトコ(一恵《かずえ》のオイゴ)さんとカノジョであった。

話は、それからまた40分後のことであった。

またところ変わって、近鉄橿原神宮前駅《きんてつかしはらじんぐうまええき》のすぐ近くにあるホテルにて…

館内のエントランスホールのカフェテリアに章弘一恵夫婦《あきひろかずえ》と久里子《くりこ》母子《おやこ》3人と新郎新婦《おふたり》が勤務している市役所《しょくば》の上司夫婦と39歳の男性職員《ショボクレやろう》のあわせて8人が座っていた。

テーブルの上には、ワンセット900円のケーキドリンクセットが並んでいた。

上司の奥さまは、過度に優しい声で一恵《かずえ》に言うた。

「一恵《かずえ》さん。」
「あっ、はい。」
「娘さんは、いつお戻りになられたのですか?」
「先週の終わりごろに実家《うち》に戻りました…久里子《くりこ》は…2か月前に…体調がすぐれないと言うていたのです。」
「お体の具合が悪かったのですね。」

上司の奥さまは、過度に優しい声で美亜《みあ》と章介《しょうすけ》に言うた。

「おふたりのお子さまは、大学生よね。」

美亜《みあ》は、ものすごく怒った表情で言うた。

「なんでそんなことを聞くのよ!!」

一恵《かずえ》は、おたついた声で言うた。

「美亜《みあ》、落ち着いてよ〜」

美亜《みあ》は、怒った表情で一恵《かずえ》に言うた。

「あのババアがうちをグロウしたから怒った!!」
「違うわよ~…奥さまは、大学でどんなことをしているのかな〜…と聞いただけよ。」
「なんでそんなことを聞くのよ!!」
「美亜《みあ》〜」

美亜《みあ》のとなりに座っている久里子《くりこ》が怒った声で一恵《かずえ》に言うた。

「おかーさんやめて!!」
「久里子《くりこ》〜」
「美亜《みあ》と章介《しょうすけ》は大学に行くことがクツウだと言うているのよ!!」

奥さまは、心配げな表情で言うた。

「大学へ行くのがクツウって…どうかなされたのですか?」

一恵《かずえ》は、もうしわけない声で奥さまに言うた。
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