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乳房星(たらちねぼし)−1・0
第141章 白い一日
「麻里子《まりこ》。」
「なあに?」
「塩見《しおみ》のおじいちゃんカタの豪邸《いえ》でなんかあったみたいね。」
「塩見《しおみ》のおじいちゃんはニンチショウがひどくなったので、朝倉の老健施設《しせつ》に移ることになったのよ。」
「それ本当なの?」
「本当よ…塩見《しおみ》のおじいちゃんは、3日前に祖父江《そぶえ》の奥さまを手込めにしたあと死なせた事件を起こしたのよ…塩見《しおみ》のおじいちゃんは、他にも女がらみのもめ事を起こした前科があるのよ…そんな前科持ちの人が近所にいたら困るのよ…だから老健施設《しせつ》にぶち込まれたのよ…それだけのことよ。」

章弘《あきひろ》は、不安げな声で『それはいくらなんでもあんまりだよ…』と言うた。

一恵《かずえ》は、麻里子《まりこ》に対してこう言うた。

「それで、あの豪邸《いえ》はどうなるのよ?」
「あの豪邸《いえ》は、おじいちゃんの遠い親類のオイゴの家族たちが暮らす予定よ…なんだか不安だわ…」

この時、背広姿の温大《はると》がジャケットと黒の手さげカバンを手にしたあと『行ってくる…』と言うて食卓から離れた。

家族たち6人は、ひとことも言わずにあさごはんを食べ続けた。

時は、午後3時半頃であった。

特大豪邸の前に、いずみ観光のジャンボタクシーが停まった。

ゆきさんたち一家6人は、ジャンボタクシーから降りたあと豪邸に入った。

豪邸の中にて…

英樹《ひでき》は、ゆきさんたち5人に対してかちほこった表情で言うた。

「きょうからここが新しいおうちだよ。」

ことは、不安げな声で言うた。

「ここ、大おじの家だったよね。」
「そうだけど…大おじはこの家からツイホーしたよ…だから、ここが新しいおうちになったのだよ。」

ことはたち3人の娘は、ものすごく不安げな声で言うた。

英樹《ひでき》は、かちほこった表情で『お前ら、うれしくないのか?』と言うた。

3人の娘たちは『うれしい〜』とイヤイヤながら言うた。

その後、英樹《ひでき》は3人の娘たちに『部屋ができてるぞ…』と言うたあと無理やりひっぱって行った。

ゆきさんと哲人《てつと》は、ものすごくしんどい表情を浮かべていた。

英樹《ひでき》は、自分の親きょうだい親類たちをぺちゃんこにつぶした…

こんなリフジンなことして得た豪邸《いえ》で暮らしていけますか!?
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