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乳房星(たらちねぼし)−1・0
第142章 これが私の生きる道
時は、ドイツ時間3月4日の正午頃であった。

またところ変わって、ミュンヘンの中心地・マリエン広場のすぐ近くにあるカフェ・リシャルト(カフェレストラン)の店内にて…

店内にポムじいさんとゆみさんとエレンさんの3人とミュンヘン近郊にある食肉加工会社の社長さんたち5人がいた。

この日は、2013年のボジョレーヌーボーの解禁日に販売するボジョレーヌーボー(ワイン)とセットで販売する白ソーセージの取引に関する商談が行われていた。

商談は、バイヤーであるゆみさんと食肉加工会社の社長さんたちの間で行われた。

ポムじいさんとエレンさんは、静かに商談を見守っていた。

今回は、取り引き先の会社のおすすめなどの内容の聞き取りを行った。

最後に、次回の商談予定を調整した。

時は、フランス時間3月4日の夜9時半頃であった。

またところ変わって、パリのシャンゼリゼ周辺にあるアカシアエトワール(ホテル)にて…

A班のメンバーたちは、ここで宿泊していた。

場所は、ゆりさんとゆかさんが宿泊している部屋にて…

シルクのキャミソールと白のレギュラーショーツ姿のゆりさんは、ベッドに寝転んだ状態で『an・an(アンアン)』(雑誌)を読みながらパルム(チョコアイス)を食べていた。

ゆかさんは、ギャラクシー(アンドロイドスマホ)にかかってきた電話の応対をしていた。

電話は、ゆみさんからかかってきた。

テーブルの上には、ソニーバイオ(ノートパソコン)とケーブルでつないでいるアクオススマホが置かれていた。

ゆかさんは、受話器ごしにいるゆみさんに話した。

「もしもしゆみ…次回の商談予定はいつ?…3月9日…うちらの予定は、3月8日に大阪へ行く予定よ…9日はオフで…10日は移動日よ…えっ?ちょうどよかったって…大阪のホテルに予約取ってって?…ちょっと待ってね…おねーちゃん呼ぶから…」

ゆかさんは、ベッドに寝転んでアイスを食べながら雑誌を読んでいるゆりさんを呼んだ。
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