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乳房星(たらちねぼし)−1・0
第152章 愛は心の仕事です
またところ変わって、沖縄本社のオフィスビルの中にある私の個室にて…

個室の中にA班のメンバーたちがいた。

A班のメンバーたちは、帳簿の整理をしていた。

マァマとイナ姐《ねえ》はんと風香《フー》ちゃんは、ハーバービューホテルのスイートルームに子守女《こもりめ》さんたち30人と一緒にいるので、ここにはいなかった。

この時であった。

ゆかさんのスマホに電話の着信音が鳴った。

電話の着信音は、菊池桃子さんの歌で『愛は心の仕事です』に設定されていた。

ゆかさんは、ギャラクシー(アンドロイドスマホ)をポーチから取り出したあと電話に出た。

「はい、イワマツグループです…ああ、ゆみね…今、ポムじいさんカタに着いたのね…ああ、(ミュンヘンの食肉加工会社の)社長さまがよろしくおつたえください…と言うことね…ああ、土曜日のよしもと新喜劇と新歌舞伎座に行くことができてよかったと言うていたのね…よかったわ…それで、白ソーセージの件はどうなったの?…まだ始まってないのね…うん分かった…みなさま元気よ…うん…ああ、先方さまによろしく伝えてね…はい…ほなまたね。」

ゆかさんは、電話をホールドにしたあとメモ用紙に万年筆でメモ書きをしていた。

時は、正午頃であった。

ところ変わって、オフィスビルの最上階にあるスタッフさん食堂にて…

福也《さちや》さんは、食券《チケット》の自動販売機《ベンダー》で食券《チケット》を購入したあとキッチンにメニューを申し出た。

「ソーキ(そば)、ください。」

福也《さちや》さんは、受け取り口でソーキそばを受け取ったあとあいている席に座ってランチを摂った。

福也《さちや》さんの周囲に座っている女性スタッフさんたちは、家族の話などをしていた。

それを聞いた福也《さちや》さんは、表情がくもった。

順子《よりこ》さんと結婚を前提にお付き合いをしていたが、心のどこかでうまく行ってない部分があった。

福也《さちや》さんは、順子《よりこ》さんが好きなのに、うまく伝えることができない…

たぶん…

順子《よりこ》さんは、まだ心のどこかで大弥《ひろや》を愛している…

または、順子《よりこ》さんの心の奥底に大弥《ひろや》が住みついている…

だから、福也《さちや》さんは順子《よりこ》さんに好きな気持ちを伝えることができない…

…と思う。
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