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第161章 あなたに恋をしてみました

時は、３月16日の午前11時半頃であった。

ところ変わって、かねひで喜瀬カントリークラブにて…

接待ゴルフ２日目は、いつも通りに進行した。

榎原市長《もとしちょう》は、前日に飲みすぎたので極度の二日酔いでねこんだと聞いた。

そんなはどうでもいいので、私たちはいつも通りにお仕事をすすめた。

接待ゴルフは、予定通りに終了した。

時は、３月16日の深夜11時頃であった。

ところ変わって、ソウル中心部にある通販専門チャンネル局のスタジオにて…

スタジオにはマァマとリリアンとオリビアさんとイサベルさんとサーシャさんの四女さんとゆなさんとドリスさんとメイクスタッフさんたち20人がいた。

ゆなさんは、局のスタッフさんたちと一緒に打ち合わせをしていた。

マァマとオリビアさんとイサベルさんは、リリアンのそばにいた。

マァマは、さびしい表情を浮かべているリリアンにやさしく声をかけた。

「リリアンちゃん。」
「マァマ。」
「リリアンちゃん大丈夫？」
「うん。」
「リリアンちゃん…よーくんを取り上げてごめんね…」
「ヨシタカは…今どうしてるの？」
「まだ、Ａ班のみなさまと一緒に沖縄にいるわよ…」
「ヨシタカに会いたい…」
「会いたいよね…よしよし…リリアンちゃんよしよし…」

マァマは、リリアンの肩をやさしく抱きしめながらなぐさめた。

「リリアンちゃんは、マァマの義娘《むすめ》よ〜」

…………

日付けが変わって、３月17日の深夜０時になった。

サーシャさんの四女さんがプロデュースした高級韓流コスメ10点セットのオンエアが始まった。

ゆなさんは、韓国語でプレゼンテーションをした。

リリアンは、メイクスタッフさんによるメイクを受けていた。

オンエアは、朝８時・午前11時・夕方５時・夜10時と合わせて５回行われる予定である。

マァマとオリビアさんとイサベルさんとドリスさんは、オンエアを静かに見守っていた。

ゆなさんとサーシャさんの四女さんは、女性ナビゲーターと一緒に番組を進めていた。